公益財団法人長野県産業振興機構

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エネルギー対策の事例紹介を通じて中小事業者の脱炭素化を支援

活用した補助金・支援制度等

地域センター事業(研究会・セミナー)

企業の現状及び支援の経緯

伊那センターでは、リサイクルシステム研究会の活動を通して上伊那地域が連携して脱炭素に取り組む共通活動基盤である上伊那ゼロカーボン・プラットフォーム(KZCP)を産官4団体で立ち上げ、令和6年2月より活動を開始、シンポジウム、定例会、見学会などを開催し、事業者が脱炭素に取り組むための支援を行っています。
中小事業者は資金力と人材に制限があることなどから脱炭素化が遅れています。令和6年度第2回定例会では、エネルギーコスト削減に取り組みたいが何をしたらよいかわからないといった悩みを持つ中⼩事業者が参考にできる省エネ対策を、事例を交えながら解説し脱炭素に向けた第一歩となるよう支援を行いました。

実施した支援内容

「利益を生み出すエネルギー対策実践セミナー」の開催(KZCP第2回定例会)

■ 開催日
令和6年9月18日(水)

■ 内容
(1) 講演 「利益を生み出すエネルギー対策」
中村環境コンサルタンタント事務所 代表  中村 秋男 氏
エネルギー問題から脱炭素化の動き、利益を生む対策事例を解説

(2) 事例発表「電力使用量削減などの省エネルギー対策」
日進乳業(株) アルプス工場工務課 主任  渋谷 一秀 氏
エコアクション21活動による省エネに向けた取組事例を紹介

(3) 事業紹介「伊那市商工業者向けSDGs推進プロジェクト」
(公財)上伊那産業振興会 元気ビジネス応援隊 統括 伊藤 憲明 氏
省エネに取り組む事業者を伊那市が伴走支援する事業を紹介

(4) グループセッション(参加者による情報交換・意見交換)
参加者を4つのグループに分け、自社の取組や悩み、アドバイスなどを自由に意見交換しました。

【上伊那ゼロカーボン・プラットフォーム令和6年度第2回定例会】

支援の結果及び今後の展開等

■ 参加者
49名 (会場18、オンライン31 内訳:事業者31、行政8、支援機関8、個人1)

■ 中小事業者の省エネ推進の課題として、脱炭素に向けたきっかけ作りが難しい、十分な検討ができずに過剰投資になることも多い、現場業務が多い経営者にとってイベントには参加しにくい、などが明らかになりました。今後も、中小事業者が脱炭素化に取組むための、実践的で役に立つ企画を工夫しますので、多く方のご参加をお願いいたします。

担当部署

公益財団法人長野県産業振興機構  伊那センター

〒396-0041 伊那市西箕輪 2415-6(伊那技術形成センター内)
[TEL] 0265-76-5668 [FAX] 0265-73-9023
[Email] nice-ina[at]nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください

支援を受けて

参加者の声

・他の企業の取組を知ることができとても参考になった一方、自社はエネルギー使用量の見える化が出来ていないため、更なる省エネ活動のために見える化を進めていきたい。

・自社は具体的な省エネ対策事例などの知見がまだまだ不十分であるため、情報収集の数を増やさなければなりませんが、マンパワーが追いついていない状況です。

・グループセッションなどが地域の方々との顔つなぎや情報共有の機会となり非常に有意義な時間となった。

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