
支援活用事例
ロボット活用による自動化を目指す企業向けに先進企業見学会を開催
活用した補助金・支援制度等
地域センター事業(研究会・セミナー)
企業の現状及び支援の経緯
製造業を取り巻く環境が大きく変化する中、これまで言われてきた課題である「人手不足」 に加え、最近では「人件費・原材料・エネルギー費の高騰」も深刻化しています。 中小製造業が生き残っていくためには、ロボットの活用などによる自動化や改善活動による生産性向上がこれまで以上に重要となります。
伊那センターでは、こうした中小企業の製造力強化活動を支援するため、積極的なロボット活用・自動化の取組を行っている先進企業の見学会を毎年実施しています。
実施した支援内容
先進企業見学会(産業用ロボット活用に向けて)
開催日
令和6年11月22日
見学先
セイコーエプソン株式会社 豊科事業所・富士見事業所
内容
同社は、多種類のロボットを開発・生産・販売し、自社の生産工程でもロボットを活用しています。今回は、地域企業の自動化・ロボット導入の取組に役立てばと全面的にご協力をいただきました。初めに豊科事業所を訪問し、ロボット活用・自動化に関するセミナーを受けた後、3班に分かれて新たに完成したロボットデモルームで、様々な製造・検査工程などへのロボット活用ケースについて、実機の動作の様子なども確認しながら説明を聞きました。その後、同社の富士見事業所へ移動し、自社ロボットを組み込んだロボット製造自動化ラインを見学しました。

支援の結果及び今後の展開等
今回の見学会では、セミナー → デモルーム見学 → 事業所紹介 → ロボット導入ラインの見学 というステップを踏んだことで、参加者からはとても理解が深まったとの感想が多く聞かれました。また、参加者からの質問に対し、同社からは、具体的な多くのアドバイスをいただき大変有意義な機会となりました。
参加者アンケートでも、こうした見学会の開催ニーズが多かったことから、今後も「ロボットの導入・活用」、 「自動化」をテーマとしたセミナーや見学会を企画してまいります。
製造力強化活動に取り組まれている企業の皆様のご参加をお待ちしております。

担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 伊那センター
〒396-0041 伊那市西箕輪 2415-6(伊那技術形成センター内)
[TEL] 0265-76-5668 [FAX] 0265-73-9023
[Email] nice-ina[at]nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
◆参加者の声
・自動化するコツや考え方を実際の経験談より学ぶことができ、とても良かったです。導入事例の紹介もありイメージがわき、大変参考になりました。
・先端企業の現場で装置を作っている方、現場管理の方等の話が聞けて非常に参考になりました。また、近隣の企業様と一緒に見学でき、ロボット導入・自働化装置を検討していることが分かり励みになりました。
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