
支援活用事例
新たなマーケット(首都圏の飲食店チャネル)への販路拡大のためのマッチング
事業者名
有限会社ふくろや
事業内容
味噌・漬物の製造・加工販売
事業者データ
- 代表者/山岸 規男
- 所在地/中野市中央1-9-16
- 従業員数/5名
- 連絡先/0269-22-2021
- URL/http://park2.wakwak.com/~fukuroya/frame.htm
活用した補助金・支援制度等
国内販路開拓支援事業
企業の現状及び支援の経緯
同社は明和元年(1764年)創業の老舗企業で、家伝の味である「陣屋みそ」は、「清左衛門醸造」として受け継ぎ、地元の方に親しまれながら「信州みそ」の特色を伝えてきました。
近年は、核家族化や食生活の変化に伴い味噌の需要が減少し、大手メーカーの市場シェアが大きくなる中にあっても、蔵出しのこだわり味噌を愛する方に賞味していただきたい一心で、伝統的な製造方法を守り、大量製造には依らない味噌づくりを行っています。
一方で、今後の成長を見据えて新規の販路拡大にも取り組んでおり、限られた営業リソースの中で、国内のみならず海外への販路開拓活動も積極的に行っています。
実施した支援内容
同社は池袋で開催の「おいしい信州ふーど発掘商談会in東京」に出展した際に、Food Groove Japanの代表と商談を行いました。
Food Groove Japanは、日本の食文化の魅力を発信し、食を育てる活動を行っている団体で、地元食材を活用したイベントの企画や、食の知識を深めるためのワークショップ及び生産者と消費者を直接つなぎ、地域コミュニティの活性化を目指しています。
以前より、同代表から「新規オープンする飲食店で使用する食材を探している」との相談を受けていたため、同社を紹介し、商談の後押しを行いました。
同代表は伝統的な食文化の保護と新たな食の可能性の探求、持続可能な未来をサポートすることを目指していることから、同社の商品づくりに感銘し、商品の取り扱いについて前向きな検討が始まりました。

支援の結果及び今後の展開等

新規オープンした飲食店において、開業当初より同社の赤味噌と白味噌の2品を定食とディナーメニューに導入いただくことが決まりました。現在では毎月定期的に注文をいただくようになりました。
さらに、店内の商品展示・販売スペースでは、小売品としても展開され、来店客が気に入った味噌などの食材をその場で購入できる仕組みで、同社の味噌の売れ行きも好調です。
また、Food Groove Japanではメーカーと消費者をつなぐ交流イベントを開催しており、同社が所在する中野市内の他の事業者にも声をかけ、イベントを開催する方向で話を進めています。
これを一つの成功モデルとして、これからも新たな販路の広がりに対する支援を引き続き行っていきます。
担当部署
マーケティング支援部
〒380-8570 長野市南長野幅下692-2(長野県庁5階 長野県営業本部)
[TEL] 026-235-7246 [FAX] 026-235-7387 [Email] hanro@nice-o.or.jp
支援を受けて
クオリティーの高い飲食店様とお取引させていただきたいというのは、かねてからの弊社の希望でした。
なかなかマッチングできずにおりましたところ、以前から販路のことなどで相談させていただいていた中で今回のお話をいただき、繋いでいただきました。
味噌の種類なども相談に乗っていただき、有意義な取引になりましたこと、大変感謝しております。
専務取締役 山岸 規伊子 氏
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