
支援活用事例
プログラム未経験者を対象にPythonの基礎講座を開催し実践につなげる!
活用した補助金・支援制度等
地域センター事業
企業の現状及び支援の経緯
人手不足による生産性が課題になる中で、多くの企業がIoTの必要性を理解されているものの、実際に導入するには多額の投資が必要であり、専門家に依頼することが一般的です。しかし、社内でIT人材を育成することで、自社内でのIoT導入・活用が可能になる事例が数多くあります。
そこで、令和5年度の若手技術者養成講座「制御・IoT初級コース」では、IT人材育成の一環として、IoTに興味がある方、プログラム作成が必要になる方を対象に、プログラム言語であるPythonを学び、簡単な実践の機会となる入門講座を開催しました。
実施した支援内容
令和5年度 若手技術者養成講座「制御・IoT初級コース」を5回に亘り開催しました。
- プログラミングの基礎を学ぶ(リアル開催)
・mBlockを使ってプログラムに触れ、Pythonを使う準備を行う - プログラムの作り方、考え方(オンライン開催)
・プログラムの作り方やPython文法(基本編)を学ぶ - Pythonのライブラリについて(オンライン開催)
・Pythonのライブラリの最大のメリットとその問題点及びインターネットを活用した学習と注意点 - Pythonのライブラリを使ったプログラム基礎の実践1
・ライブラリが正しくインストールできているかの確認とプログラムの実践(ネットワーク上のデータ収集と分析準備) - Pythonのライブラリを使ったプログラム基礎の実践2
・プログラムの実践(アナログ時計の読み取り)
支援の結果及び今後の展開等

今年度は、これまでプログラミングの経験がない方を対象とした講座を開催し、14社から29名の方が参加されました。
以前は、設計部門を中心に受講者が集まっていましたが、今回は、製造技術部門、製造部門、品質保証部門など、多岐にわたる部門の方々に受講いただきました。
また、身近なプログラミングをテーマとして取り上げ、参加者には、プログラム入力用パソコンをご用意いただき、業務改善やデータ分析に役立てるためのプログラム実践を行いました。参加者の皆様からは、「取り組んだ事例が自身の仕事で実践できそう」との好評の声を多くいただきました。
今後も、皆様のご要望に沿った実践的な講座を企画してまいります。
担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 上田センター
〒386-8555 上田市材木町1-2-6(上田合同庁舎4階)
[TEL] 0268-23-6788 [FAX] 0268-23-6673
[Email] nice-ueda [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
◆参加者の声
・この様なプログラミングの勉強は初めてで難しかったですが、分かり易く教えていただき、ありがとうございました。Excelの業務効率化は自分の業務で活用できると思いました。
・プログラミング経験がほぼない状態で参加しました。Pythonは初心者にも扱い易そうなシンプルなプログラム言語でした。ライブラリもあり、一から全て作らなくても使えることがわかり、業務改善、データ分析で使ってみたいと思います。
・今回初めてPythonを扱いましたが、今後測定器から出力されるcsvファイル等をまとめて出力するときに使えると感じました。
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