
支援活用事例
農業の新たな付加価値を生み出す6次化産業を推進します
事業者名
株式会社今井恵の里農産物加工所
事業内容
農産物加工
事業者データ
- 代表者/犬飼 繁
- 所在地/松本市今井956-1
- 従業員数/社員2名 アルバイト7名
- 連絡先/0263-88-8043
- URL/https://www.imai-megumi.com/
活用した補助金・支援制度等
消費財国内販路開拓支援事業(長野県産品商談会・おいしい信州ふーど発掘商談会)
企業の現状及び支援の経緯
道の駅「今井恵みの里」は、平成21年8月2日に松本市で最大の農業地帯である今井地区の広域農道グリーン道路沿いにオープンしました。当道の駅では「地産地消」及び「獲れたてそのまま」を基本コンセプトに農産物販売や6次産業化として農業の豊かな地域資源を活用し、新たな付加価値を生み出す取組を進めてきました。
さらに、これまで廃棄していた規格外の農産物を加工し、新たな食品として製造するため「株式会社今井恵の里農産物加工所」を設立しました。そこで生産した商品(地元特産のスイカやサクランボ、モモ、ブドウ、リンゴなどの冷凍果実「もぎっと!キュン」等)の新たな販路を拡大するためにどうしたら良いかとの相談があったため、多くのバイヤーが来場される当機構主催の商談会への参加をご提案しました。
実施した支援内容

まず、第1ステップとして6月に長野市で開催した「長野県産品商談会」をご提案し、出展していただきました。商談会に向けた打合せを通じて展示台の陳列やバイヤーとの商談に関するアドバイスを行いました。この商談会に出展することによって実際にバイヤーとの商談や商品に対する意見を聴取できることだけでなく、他社の展示台や商談の様子を参考にしていただく機会となりました。
次に第2ステップとして、長野県内から関東圏への販路開拓を目指し、9月に池袋サンシャインシティで開催した「おいしい信州ふーど発掘商談会㏌東京」に出展していただきました。前回の長野県内会場での出展時に商談を行った来場者とは異なる商品への意見や新たな気づき、発見があり、貴重な情報を得られる機会となりました。
支援の結果及び今後の展開等
当機構が開催する2回の商談会を通して、地元特産の冷凍商品「もぎっと!キュン」等が、コンビニ、スーパー、卸の5社、都内の既存の取引先から新たに追加の商品採用や催事等で使用する「農産加工品」の取扱の要望をいただくことができました。これらの要望をいただいた事業者とは、取引が成立するように取組んでいます。また、引き続き、農業の6次産業化や新たな農産加工食品の冷凍シリーズの開発を進めて、当機構の開催する展示会やWEB商談等を活用していただき販路拡大への支援をしてまいります。

担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 マーケティング支援部
〒380-8570 長野市南長野幅下692-2(長野県庁5階 長野県営業本部)
[TEL] 026-235-7246 [FAX] 026-235-7387
[Email] hanro [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
農産物加工所は生産者からの受託加工を中心に事業を進めてきました。令和4年、規格外農産物の更なる活用を目指して急速冷凍設備を導入し、自社ブランドでの商品開発を開始しました。
本年より、コーディネーターさんには幾度となく来所していただき、販路開拓については経験・知識の無いところから、一つずつご指導いただき大変感謝しております。おかげさまでいくつかの商談にも繋がり、今後の展望も徐々に開けてきました。引き続きご支援をいただきながら、地域農産物を「活かしきる」取り組みを進めていきたいと考えています。
所長 犬飼 繁 氏
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