
支援活用事例
ニッチな販路で新たなファンを生みだす!
事業者名
株式会社信州自然王国
事業内容
各種農産物の販売 (野菜・果樹類・きのこ類)
無添加農産加工品の製造・販売
PB製品の企画および製造
事業者データ
- 代表者/花岡 大志
- 所在地/飯田市座光寺6115
- 連絡先/0265-52-3780
- URL/https://kakashi.co.jp/
活用した補助金・支援制度等
消費財国内販路開拓支援事業(おいしい信州ふーど発掘商談会)
企業の現状及び支援の経緯
同社は、有機農業を志す農家の生産出荷組合としてスタートしました。青果物の出荷に加えて農産加工場を設立し、「美味・安心・安全」の製品をお届けすることをポリシーに化学合成された添加物を一切用いない本物の味造りを目指して、約200品目の調味料・ジャム・惣菜類の瓶詰製品を製造しています。
その中で、同社では新たな販路の拡大にも取り組んでいます。
大型マンションのコンシェルジュを運営する東京都の事業者である催事運営者から首都圏では手に入りにくい原材料にこだわった地域産品紹介の要望がありました。そのため、令和5年9月に当機構主催の池袋で開催した「おいしい信州ふーど発掘商談会in東京」に来場を案内し、同社の商品を紹介しました。
実施した支援内容

この大型マンションのコンシェルジュを運営する事業者は、マンション内の小売店を運営し、居住者向けに年間約100件の催事販売を行っています。居住者の満足度向上を目指し、特に居住者が好みやすい原材料にこだわった地域産品の販売を希望していました。
しかし、社長自身が小売店での対面販売や商品の製造、営業業務に従事しており、催事対応の時間を確保するのが難しい状況でした。
そのため、催事運営者の方で、商品の特長を伝え販売することができるよう、販促物や販売方法の提案、スタッフへの指導を行いました。これにより、同社の社長が毎回催事に出向くことなく商品が売れるスキームを提案しました。さらに、催事ごとに商品を供給するのではなく、在庫を他の催事と共有したり、数量に応じて小売店で販売できるよう提案し、納品業務を簡素化しました。
支援の結果及び今後の展開等
初回の売上実績(令和5年10月)がとても好評であったため、他の催事での商品供給の要望があり、令和5年には3回の催事で販売を行いました。
このコンシェルジュ運営事業者は、約300件の催事案件を保有していますので、当機構では同社商品の売れ筋の分析やマンネリ化を防ぐために新商品の導入や売り方の提案を行い、催事販売での取扱いの要望を増やせるように、引き続き支援してまいります。催事での取り扱い需要が増えることで、新たなユーザーを獲得し、このユーザーが小売店等で同社商品の導入を要望していただくことで、新規取り扱い先の拡大が期待されます。

担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 マーケティング支援部
〒380-8570 長野市南長野幅下692-2(長野県庁5階 長野県営業本部)
[TEL] 026-235-7246 [FAX] 026-235-7387
[Email] hanro [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
日頃より公益財団法人長野県産業振興機構のコーディネーターはじめ関係者の皆様には、商談会、販路開拓先の紹介など、ご協力を賜りまして感謝いたします。
今回は今まで考えていなかった新たな販路を開拓できたこと、とても喜ばしく思います。まだまだこれからも環境回復に向けて取り組むことが多々ありますが、これからもお力をお借りして、事業拡大を目指していきたいと思います。
皆様も積極的に活用してもらいたいです。
代表取締役 花岡 大志 氏
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