
支援活用事例
中空大型の3D高機能ロータリエンコーダを開発
事業者名
エ・モーションシステム株式会社
事業内容
精密計測装置等の開発・設計・製造
事業者データ
- 代表者/大貫 康治
- 所在地/東京都品川区西五反田5-21-3
- 従業員数/14名
- 連絡先/03-5437-1160
- URL/https://www.e-motionsystem.biz/
活用した補助金・支援制度等
戦略的基盤技術高度化支援事業(R1~R3年度:経済産業省)
企業の現状及び支援の経緯
エ・モーションシステム㈱は、光学設計、機械設計、電気設計、ソフトウェア開発等を得意とし、主に、トータルシステムを提供するエンジニアリング事業と、精密角度測定技術を軸とした光学計測機器事業を展開しています。同社は、平成28年~平成30年度に長野県飯田市の多摩川精機㈱が主体となって実施した経済産業省の戦略的基盤技術高度化支援事業(以下サポイン)にて、XY軸振れ検出機能を有する自己校正型の高精度ロータリエンコーダ※の研究開発を共同で実施しました。この事業後、さらに市場から、マシニングセンタなどの大型の切削加工機の回転テーブルに対応した、Z軸振れ検出機能を有し、かつ大口径のロータリエンコーダのニーズが顕在化してきました。そこで、同社は、前回サポインの共同研究等実施機関である多摩川精機㈱及び(国研)産業技術総合研究所と共に、新たな3Dロータリエンコーダの研究開発に取り組むことになりました。そこで、前回のサポインで当機構が事業管理機関を担当した経緯から、再び相談を受け支援しました。
※ロータリーエンコーダ;回転による機械的な変位をパルス信号に変換する装置
実施した支援内容
サポイン事業の導入にあたり、以下の支援を行いました。
・申請書の作成指導・添削ブラッシュアップ(中小企業基盤整備機構関東本部と連携)・申請事務手続きの実施
・採択後、国との総合窓口(事業管理機関)として、事業の遂行・経理管理を実施
研究開発計画の運営管理;
研究機関の研究員、アドバイザー、当機構により研究開発推進委員会を構成し、定期開催により、研究開発計画の進捗状況の把握と研究開発の進め方等についてのアドバイス
経理管理及び事業報告;
共同体(企業、研究所、アドバイザー)を取りまとめ、補助金の交付申請、月々の経費管理と実績報告、補助金の額の確定と支払い、取組内容や成果をまとめた研究開発実績報告書の提出等
支援の結果及び今後の展開等
1.研究開発項目と結果
3次元的な軸姿勢の検出機能を有する中空大口径の3Dロータリエンコーダについて、下に示す2方式の研究開発を行い、それぞれの開発目標を達成しました。開発した各ロータリエンコーダの中空径はΦ400mm超であり、従来品のΦ200mmまでに対して2倍の大口径化を実現しました。また、回転テーブルの回転軸の軸振れ検出機能として、従来のXY方向のみであったものに、Z方向および軸倒れの検出機能を付加しました。
○大口径円筒格子スケールを用いた光学式3Dロータリエンコーダを開発
○大口径はすば歯車を用いた磁気式3Dロータリエンコーダを開発
2.今後の展開
共同研究等実施機関(エ・モーションシステム㈱、多摩川精機㈱、(国研)産業技術総合研究所)は、引き続きアドバイザー(川下製造業者)と連携し、事業化に向けた開発を継続するとともに、マーケティング活動や学会での研究発表などを通じて、成果を世界に向けて発信していく予定です。当機構は、これらの事業化状況についてフォローを継続し、事業化を支援していきます。

参画機関
(国研)産業技術総合研究所、多摩川精機(株)
担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 伊那センター
〒399-4501 長野県伊那市西箕輪2415-6(伊那技術形成センター内)
[TEL] 0265-76-5668 [FAX]0265-73-9023
[Email] nice-ina [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
(公財)長野県産業振興機構様のご支援のもと、サポイン事業の採択を得ることができました。また適切な事業管理のお力添えがあり、大口径格子スケール描画装置及び光学式3Dロータリエンコーダの研究開発を進め、開発目標を達成することができました。弊社は東京都の企業ですが、多摩川精機㈱様が長野県の企業であるつながりから、事業管理機関を引き受けてくださり誠に感謝しております。今後は成果物の販促に向け事業化を進めて行く所存です。引き続きご指導のほど宜しくお願いいたします。
営業部 渡部 恵教 氏 氏
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