
支援活用事例
コンソーシアム活用型ITビジネス創出支援事業の展開
事業者名
有限会社ジンステップ・リサーチ
事業内容
HACCP(食品衛生管理基準)管理システムなどソフトウェア開発等 情報処理
事業者データ
- 代表者/横山 幸仁
- 所在地/北安曇郡白馬村神城24231-1
- 従業員数/3名
- 連絡先/0261-75-2611
- URL/https://www.jinstep.com/
活用した補助金・支援制度等
・令和3年度コンソーシアム活用型ITビジネス創出支援事業補助金 ・ものづくり大賞NAGANO2022
企業の現状及び支援の経緯

地域の課題解決に向けたソフト開発を行っている㈲ジンステップ・リサーチから、白馬村周辺には観光業が多いため北アルプス食品衛生協会と連携して食品の衛生管理基準(HACCP)記録をWeb上で管理できるシステムを開発し拡販したいとの相談がありました。HACCPは厚生労働省から義務化が通達されていますが、対象となる企業には零細業者が多くコストや使い勝手から導入は進んでいません。そこで新管理ソフト「ベスト!ハサップ!」の開発、展開にあたり機構の「コンソーシアム活用型ITビジネス創出支援事業」を紹介し支援しました。
実施した支援内容

事業計画立案にあたっては、事業申請書に従い市場分析を行い真の顧客は誰であるか再確認した上で、SWOT(自社の強み、弱み/外部環境の機会、脅威)を分析しました。また製品、価格、流通、プロモーションの4P分析を重ね、その打開策として使い易い低コストのソフト開発や食品衛生協会とコンソーシアムを形成したことが評価され採択になりました。新たに開発したHACCP管理システムは、食品衛生協会、観光業者らとの連携により導入が進み、ユーザーからは「簡単、使い易い」と高い評価を得ています。
支援の結果及び今後の展開等

県内では3000を超える業者へのHACCP導入が進み全国的にも高い導入状況です。長野県食品衛生協会からも推奨システムと認められ、今後、県内の協会会員約4万社への導入により長野県の食の安全意識が確保され、観光や地域経済へ寄与することが期待されます。また、ものづくり大賞NAGANO2022においては、IT企業としては初の「ものづくりエクセレンス」に認定され県内外への知名度が大幅に向上しました。全国では70万社の市場がありインバウンド復活も見据えてシェア拡大と新たなコンソーシアム形成へ支援を継続したいと考えています。ご関心のある方は、ぜひご連絡ください。
担当部署
公益財団法人長野県産業振興機構 新産業創出支援本部 ITバレー推進部
〒380-0928 長野市若里1-18-1(長野県工業技術総合センター3階)
[TEL]026-217-1635 [FAX] 026-226-8838
[Email] it-valley [at] nice-o.or.jp
※[at]は@に置き換えてください
支援を受けて
初めて相談をしたところ親切丁寧に事業計画立案の支援をいただきました。特に市場分析による現状認識、外部環境からどんな対策が必要かは自社だけでは気づかない指摘も沢山ありました。開発ソフトの成果からコンソーシアム活用型ITビジネス補助金やIT企業として初のNAGANOものづくりエクセレンス2022へも認定され、拡販にもつながり大変感謝しています。
代表取締役 横山 幸仁 氏
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